特殊詐欺の警戒情報(1/15)

千葉県警察本部によりますと、1月6日から12日までの1週間に、県内で確認された特殊詐欺の被害は10件で被害額は7440万円余りでした。

被害があったのは、船橋市と松戸市でそれぞれ2件、市川市と佐倉市、八千代市、八街市などでそれぞれ1件でした。
去年11月、市原市に住む80代の男性の自宅に息子をかたる男から「会社の資金を引き出すために必要な書類を間違って郵便で送ってしまった。資金はあす必要なもので、いま社員総出でお金を集めている」と電話がありました。
突然の電話だったため男性は本当に息子かどうかを疑い「お前は誰だ」とただすと、「お父さん、おれを疑っているのか」と慌てることなく答えたことから話を信じたということです。
その後、男から再び電話があり、「上司が300万円を工面したので、あと200万円貸してくれないか」と言われ、男性は要求されたとおり現金を口座から引き出し息子の同僚だという男に渡してだまし取られてしまいました。
子どもや孫などになりすましてお金を要求する「オレオレ詐欺」はいまも多く発生していて、詐欺グループは仕事でトラブルがあったなどとうそを言い、家族を助けたいというあなたの思いにつけ込んできます。
お金に関する電話はまずは詐欺を疑い、いったん電話を切って家族や警察に相談してください。