たつ年にちなんだ展示会 「竜」に関する歴史的資料など 千葉

ことしの干支(えと)「たつ」にちなんで、「竜」に関する歴史的な資料や生物の標本などを紹介する展示会が、千葉市で開かれています。

千葉市中央区の県立中央博物館では、毎年、年末年始にえとにちなんだ展示会を開いていて、今回は「竜」に関する展示を行っています。
会場には、「竜」が記録された歴史的な資料のほか、生物の標本や剥製など、あわせておよそ70点が展示されています。
このうち、竜の模様がまき絵であしらわれているかぶとは、江戸時代ごろに観賞用などとして作られたとみられ、当時、武士たちの間では、かぶとなどの模様に力の強いものの象徴として、「竜」を用いるのが好まれていたと説明されています。
また、茎の先端の穂が竜の爪に似ているとされるイネ科の植物、「タツノツメガヤ」は、標本が展示されています。
千葉県立中央博物館の原田浩上席研究員は、「竜そのものがデザインされたものと、名前の中に竜が入っているものがあり、いろいろな発見があると思います」と話していました。
この展示会は、休館日を除いて今月21日まで開かれています。