JR京葉線ダイヤ改正 5市が撤回や再検討を要望

JR東日本がことし3月のダイヤ改正で朝と夕方以降の時間帯、京葉線の快速と通勤快速の運行を取りやめると発表したことを受けて、京葉線との直通列車が走る内房線や外房線の沿線の5つの市が9日、撤回と再検討を求める要望書をJRに提出しました。

JR東日本に要望書を提出したのは、内房線や外房線の沿線にある自治体のうち市原市、袖ケ浦市、木更津市、君津市、富津市のあわせて5市の市長です。
JR東日本はことし3月のダイヤ改正で、朝9時台までと夕方4時台以降の時間帯で、京葉線の快速と通勤快速の運行を取りやめ各駅停車にすると発表していて、京葉線と直通する内房線や外房線の快速も同じ時間帯は各駅停車になる見込みです。
要望書で5つの市はダイヤ改正によって通勤や通学の時間が増え、住民の生活や企業の経済活動に影響を及ぼすとともに、人口が流出して地域が衰退するおそれがあると指摘しています。
その上でJRに対しダイヤ改正の撤回や再検討を求めています。
要望について市原市の小出譲治市長は、「東京方面への住民の利便性が低下する内容で影響が大きく容認できない。関係する沿線の自治体と連携を強化し、撤回と再検討を強く求めていく」とコメントしています。