能登半島地震 千葉 流山市が石川 能登町に職員派遣 支援へ

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県能登町と姉妹都市の千葉県流山市は、必要な支援の情報収集にあたる職員を現地に派遣しました。

能登町に派遣されたのは、流山市の災害担当の職員2人で、物資の運搬を担う市内の運送会社の社員とともに4日午後、市内を出発しました。
昭和のはじめごろ、現在の能登町から流山市に醸造業者が移り住んだことをきっかけに交流が始まり、姉妹都市の提携を結んでいるほか東日本大震災の際には、能登町から飲料水などの支援が行われました。
今回は、流山市から支援を行うためまずは現地のニーズを把握しようと、少数の職員を物資とともに送り込むことになり、トラックには飲料水やおむつ、毛布などが積み込まれました。
出発にあたって井崎義治市長は、「余震も続く中なので、気をつけて行ってきてください」と述べました。
派遣される防災危機管理課の斉藤昌克課長は「東日本大震災の時のお礼も込めて、現地で何が必要なのか確認し、さらなる支援につなげていきたい」と話していました。
流山市では、4日から能登町への義援金の募集も始め、市役所や公民館など市内の20か所に募金箱を設置し、今後、支援を本格化させる中で現地に届けることにしています。