ゾウがえとの書き初めを披露 千葉 市原の動物園

千葉県市原市の動物園で、人気者のゾウがことしのえと「辰(たつ)」の書き初めを披露しました。

「市原ぞうの国」では、毎年正月に、ゾウがえとの書き初めを行っていて、ことしは、いずれもメスのアジアゾウで、16歳の「ゆめ花」と10歳の「りり香」がそれぞれ「辰」の漢字に挑戦しました。
2頭は特製の筆を鼻先で器用につかむと、縦およそ70センチ、横およそ50センチの白い画用紙に一画一画、丁寧に筆を進めて漢字を書き上げていました。
この動物園で生まれたゾウは、2歳の頃から人の言葉を聞き分けて筆で絵や文字を書く訓練を受けていて、「辰」の字は3日間の練習で書けるようになったということです。
また、別の2頭のゾウたちは竜のお絵描きに挑戦し、画用紙に緑色の竜を完成させると、訪れた人たちは、写真を撮ったり拍手を送ったりしていました。
8歳の女の子は、「ゾウさんが絵を書いたり、漢字をちゃんと書いていてすごかったです」と話していました。
ゾウの書き初めは、今月8日まで毎日2回ずつ行われて「作品」は訪れた人などに販売され売り上げの一部は、能登半島地震の被災地に義援金として送られる予定です。