詐欺警戒情報(12/18)

千葉県警察本部のまとめによりますと、12月9日から15日までの1週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は19件で被害額は1億731万円でした。
被害があった地域は、千葉市で3件、船橋市と松戸市、佐倉市、それに山武市でそれぞれ2件などとなっています。

11月上旬、松戸市の60代の女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から「保険料の過払い分の払い戻しがあります。期限は過ぎていますが銀行から申請ができるので、口座番号を教えてください」と電話がありました。
女性が口座と携帯電話の番号を教えると、翌日、銀行の職員を名乗る男から電話があり「手続きには黄色い用紙が必要です。コンビニエンスストアのATMで出力が可能なので、キャッシュカードと通帳を持って向かってください」というのです。
女性は早く手続きをしなければならないと思いコンビニに到着したあと男の指示に従ってATMを操作した結果、知らぬ間に現金50万円を振り込まされ、だまし取られてしまいました。
「保険料の過払い金を払い戻す」などといってATMを操作させて金をだまし取るのは、「還付金詐欺」と呼ばれる特殊詐欺の代表的な手口の1つです。
詐欺グループは、期限が迫っているなどと言いあなたを焦らせて、冷静な判断をさせないようにします。
お金に関する電話がかかってきたら、まずは詐欺を疑い、警察や家族に相談するようにしてください。