千葉市消防局 酒気帯び運転で事故疑いの消防士 懲戒免職に

千葉市消防局は酒を飲んで車を運転し追突事故を起こしたとして任意で捜査を受けている22歳の消防士を懲戒免職の処分にしました。
一方、市消防局は今回のことを受け、すべての消防職員に対し今月末まで禁酒を要請する通達を出しました。

懲戒免職の処分を受けたのは、千葉市消防局花見川消防署に所属する22歳の男性の消防士です。
この消防士は先月11日の昼すぎに千葉市内の国道で信号待ちをしていた車に追突事故を起こし、検査で基準を超えるアルコールが検出されため酒気帯び運転の疑いで逮捕され、その後釈放されて任意で捜査を受けています。
市消防局によりますと、消防士は同僚と酒を飲んだあと1人で朝まで酒を飲み、タクシーで帰宅しましたが、忘れものを取りに行くため車を運転したということです。
酒気帯び運転を認めているということで、千葉市消防局は7日付けで懲戒免職の処分にしました。
一方、市消防局は今回のことを受け、職員一人一人が行動や考え方を見つめ直す必要があるとしてすべての消防職員に対し、今月末まで酒を飲まないよう禁酒を要請する通達を出したということです。
千葉市消防局の白井一広局長は「誠に遺憾であり、深くおわび申し上げる。職員一丸となって再発防止に取り組むとともに信頼回復に努めていく」というコメントを出しました。