マイナンバーカード ひも付けで1件の誤り 個人情報流出なし

千葉県は、マイナンバーカードをめぐる一連のトラブルを受けた総点検の結果、精神障害者手帳とのひも付けで1件の誤りがあったと発表しました。
個人情報の流出はなかったということです。

マイナンバーカードをめぐり、別人の情報がひも付けられるなどのトラブルが全国で相次いだことを受けて、千葉県は障害者手帳の情報とのひも付けについて、ことし9月から先月末にかけて21万5500件余りの個別データの点検を進めてきました。
県が6日公表した点検結果によりますと、精神障害者保健福祉手帳の情報が手帳の所有者本人ではなく同居する家族のマイナンバーにひも付けられる誤りが1件確認されたということです。
市町村の窓口で手帳の申請を受け付けた際、申請書のマイナンバーの欄が空欄だったことから、職員が住民基本台帳システムを検索し、誤って同居する家族のマイナンバーを記入したということです。
これにより、手帳の情報を家族が「マイナポータル」で閲覧できる状態になっていたものの、閲覧できる情報に名前などは含まれていないことや閲覧の履歴が確認されなかったことから、個人情報の流出はなかったとしています。
千葉県は、「ご本人にはご迷惑をおかけし深くおわび申し上げる。今後このようなことがないよう再発防止に努めたい」とコメントしています。