冬でも温暖な南房総にミツバチ 越冬のため岩手から巣箱

冬でも比較的温暖な千葉県の房総半島南部で、ミツバチに冬を越してもらおうと東北地方から巣箱が持ち込まれ、養蜂業者が準備を始めました。

冬でも比較的温暖で菜の花などが咲く房総半島の南部では、毎年この時期になると、養蜂業者が東北地方からミツバチを運び込み越冬させています。
南房総市下滝田の山あいには4日、岩手県北部の軽米町から、アカシアなどの受粉に使われていたミツバチの巣箱およそ120箱がトラックで運び込まれました。
1つの巣箱にはおよそ2万匹のミツバチが入っていて、5日は朝から養蜂業者がひとつひとつ巣箱を開けてミツバチの状態を確認していました。
ミツバチは、来年の4月末から5月初めごろまで房総半島で過ごすということです。
養蜂業者の尾形玲子さんは「雪が降る寒い国から無事に着いて、よかったです。大事に越冬させた蜂が働いて春から夏に取る蜂蜜はとてもおいしいので、みなさんに食べていただけたら蜂も喜ぶと思います」と話していました。