この１週間に千葉県内で確認された特殊詐欺の被害は２７件

千葉県警察本部によりますと、１１月１１日から１７日までの１週間に、県内で確認された特殊詐欺の被害は２７件で被害額はおよそ７３００万円でした。
被害が多かった地域は、千葉市と市川市でそれぞれ４件、松戸市で３件でした。

１０月、千葉県市原市に住む７０代の男性のスマートフォンに「利用料金について話したいことがある」というショートメッセージが届きました。
記載された番号に電話をかけたところ、ＮＴＴファイナンスの社員を名乗る男が出て、「利用された有料サイトで未納料金があります。電話がウイルスに感染し、勝手に登録されている可能性があります」と言われました。
その後セキュリティーに関わっている団体のメンバーだという男からも電話があり、訴訟になるかもしれないとして「サイバー保険に入って下さい」と言われたということです。
話を信じた男性は保険金を支払うつもりで３０万円をＡＴＭで振り込みだまし取られました。
詐欺グループはさまざまなことばで不安をあおったあと、「保険に入れば大丈夫」などと相手を安心させる手口で金をだまし取ろうとしてきます。
現金を要求してくる電話は詐欺だと疑い、電話を切って家族や警察に相談するようにしてください。