詐欺警戒情報(11/13)

千葉県警察本部によりますと、11月3日から10日までの8日間に、県内で確認された特殊詐欺の被害は19件で、被害額は3200万円余りでした。
被害が多かった地域は、千葉市、八千代市、船橋市、浦安市、松戸市、野田市でそれぞれ2件でした。

ことし5月、四街道市に住む40代の男性の携帯電話に「利用料金について話したいことがあります」とショートメッセージが届きました。
男性が記載されていた番号に電話したところ、NTTファイナンスの社員をかたる男が「契約していたインターネットサイトの利用料金が支払われていません」というのです。
男性は身に覚えがないことを伝えると今度は「ウイルスの感染やなりすましで契約されたのかもしれません。被害金額の95パーセントを国が返金する制度を利用するには、先に料金を支払う必要があります」などと話し、金融機関に向かうよう求めてきました。
男性は話を信じ、指示どおりに金融機関のATMで現金およそ10万円を振り込み、だまし取られてしまいました。
警察によりますと、県内ではNTTファイナンスを名乗り、電話やショートメッセージでありもしない料金を請求する詐欺が多く発生しているということです。
心当たりのない請求は詐欺を疑い、すぐに警察や家族に相談するようにしてください。