千葉 市川市 ごみ焼却炉一部停止で処理委託のため補正予算

千葉県市川市のごみ焼却施設で、焼却炉の一部が3週間にわたって停止している問題で、再び稼働できるのは来月以降になる見込みとなり、市は、近隣の自治体に処理を委託する費用などとして、およそ4億円の補正予算を組んで市長の専決処分で決定しました。

市川市の唯一のごみ焼却施設、「市川市クリーンセンター」では先月(10月)18日、焼却炉2基がいずれも突然、緊急停止し、市は点検中だった残りの焼却炉1基を稼働させて対応していますが、現在も2基は停止したままで、回収したごみを施設で処理しきれない状況が続いています。
回収したごみは、一時、施設の敷地内の仮置き場で保管されていましたが、市は、千葉市や船橋市など近隣の5つの市や民間の処分場に処理を委託し、すべて搬出を終えたということです。
市はこれまでに処理の委託費などとして、1億7000万円あまりを予備費から支出していましたが、停止した焼却炉の再稼働は来月以降になる見通しで、市は、委託費とともに焼却炉の修理などを行う費用を盛り込んだ総額4億円あまりの補正予算を組み、市長の専決処分で決定しました。
市川市は、「1日も早い復旧を目指していますが、市民の方々にはごみの量を少しでも減らすよう協力してほしい」と呼びかけています。