千葉 野田市の保育所 80人余 ノロウイルス集団感染

千葉県野田市の保育所で80人あまりの園児と職員が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち21人からノロウイルスが検出されました。
保健所はノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生として、注意を呼びかけています。

千葉県によりますと、今月20日、野田市にある公立保育所で園児と職員に下痢やおう吐の症状があると野田保健所に連絡がありました。
保健所で調べたところ、今月13日から20日にかけて複数の職員や園児にこうした症状が出ていたことが分かり、検査の結果、園児13人と職員8人からノロウイルスが検出され、保健所では、保育所内でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと判断しました。
この保育所では今月27日までに園児79人と職員9人のあわせて88人が症状を訴えましたが、全員症状は軽く、快方に向かっているかすでに回復しているということです。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は冬場から春先にかけて多く発生していて、県が管轄する保健所の管内で集団感染が確認されたのは今シーズン初めてです。
県は、便やおう吐物は使い捨てのガウンや手袋などを着用して処理し、汚れた床や道具などは適正な濃度の塩素系消毒薬を使って消毒して、感染の拡大に注意するよう呼びかけています。