SMSの特殊詐欺で高齢者が3000万円超被害 千葉 市川

SMSの特殊詐欺で高齢者が3000万円超被害 千葉 市川

「利用料金が支払われていない」という携帯電話に届いたうそのショートメッセージをきっかけに千葉県市川市の高齢者が現金あわせて3100万円を振り込み、だまし取られました。
警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますとことし7月、市川市に住む83歳の女性の携帯電話に「登録利用料が1年間支払われていない」というショートメッセージが送られてきました。
女性が記載された番号に電話をかけると金融機関をかたる男から「インターネットサービスの利用料金が未納になっている」とか、「携帯電話がハッキングされていて被害にあった人から慰謝料が請求される」などといわれたということです。
その後も毎日のように慰謝料や、被害を補てんするための保険の加入料などを要求する電話が次々とかかり、女性は1か月あまりの間に70回にわたり現金あわせておよそ3100万円を振り込み、だまし取られたということです。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、「身に覚えのないショートメッセージに記載されている番号には電話をかけず、不安を感じたら警察や家族に相談してほしい」と呼びかけています。