成田空港滑走路に落下物 1キロの航空機部品 トラブルなし

21日昼ごろ、成田空港の滑走路に1キロほどあるプラスチック製の航空機の部品などが落ちているのを空港会社の社員が見つけ回収しました。
この落下物によるトラブルは確認されていませんが、どの航空機のものかは分からず、空港会社が調べています。

国土交通省成田空港事務所や成田空港会社によりますと、21日正午ごろ、成田空港のA滑走路にプラスチック製の航空機の部品が落ちているのを、点検していた空港会社の社員が見つけました。
部品は、ボーイング777型機のタイヤを覆うキャップとみられ、直径は28センチ、厚さは10センチで重さが1キロほどあり、国土交通省の分類では航空機の落下部品としては最も大きい区分に該当するということです。
このほか、重さ300グラムほどの金属製のベルトのほか、キャップの破片も複数落ちていて、いずれも空港会社が回収しました。
この落下物によるトラブルは確認されていないということですが、この影響でA滑走路は10分余り閉鎖されました。
どの航空機が落下させたものか現時点では分からないということで、空港会社が各航空会社に問い合わせて調べています。