千葉県内の特殊詐欺 １週間で１６件 被害額２４３０万円余

千葉県警察本部のまとめによりますと、今月７日から１３日までの１週間に、県内で確認された特殊詐欺の被害は１６件で被害額は２４３０万円余りでした。
被害が多かった地域は千葉市で３件、浦安市、野田市、市原市、それに市川市でそれぞれ２件でした。

ことし８月、千葉県船橋市に住む４０代の女性の携帯電話に、「利用料金について話したいことがあります。きょう中に連絡を下さい」とショートメッセージが届きました。
０５０からはじまる番号に電話をしたところ、ＮＴＴファイナンスを名乗る男が出て、「閲覧した有料サイトの未納料金があります」と言うのです。
さらには、「支払い期限はあすの午前９時までで、それを過ぎると民事裁判に移行します。間違いであれば返金されるのでＡＴＭに向かってください」と話し、速やかに支払うよう求めてきました。
女性は心当たりがありませんでしたが、誰にも相談することができず、裁判を起こされると大ごとになると思い、指示どおりにあわせて現金１３０万円を振り込んでしまい、だまし取られてしまいました。
詐欺グループは「あすまでに支払わなければ裁判になる」などとあなたをせかすことで、誰かに相談する時間を与えないようにしてきます。
心当たりのない請求は詐欺を疑い、電話はいったん切ってすぐに警察や家族などに相談するようにしてください。