野田市の50代課長が部下にパワハラ 停職6か月の懲戒処分

野田市役所の50代の課長が、部下に対して足や腰を蹴るなどの暴力を加えたり「ばか」などといった暴言を言ったりするパワハラを繰り返していたことがわかり、停職6か月の懲戒処分を受けました。

13日付けで停職6か月の懲戒処分となったのは、野田市の自然経済推進部に所属する53歳の男性課長です。
市によりますと、男性課長は2021年度からことしの7月にかけて、部下の20代の男性職員に対し、業務で外出した際に足や腰のあたりを蹴ったり頭を叩いたりする暴力や、打ち合わせ中にいすを蹴とばす行為、それに、「ばか」などと人格を否定するような暴言など、パワハラに該当する言動を行っていたということです。
被害にあった男性職員がことし7月に精神的な苦痛で療養休暇を取得したことでこうした言動が明らかになり、市が聞き取りを行った結果、20回以上にわたってパワハラ行為があったと確認されたということです。
課長はパワハラ行為を認めた上で「指導の一環でやっていたが、行きすぎた行為となったことを反省している」などと話しているということです。
野田市の鈴木有市長は「ハラスメントは、個人としての尊厳や人格を不当に傷つける、市職員として絶対にあってはならない行為です。市民の皆様に深くお詫びを申し上げます。再発防止の取り組みを講じ、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。