首都直下地震に備え高速道路のPAを活動拠点にする訓練 千葉

首都直下地震が起きた際に高速道路のパーキングエリアを警察や消防などの活動拠点として利用するための訓練が千葉県酒々井町で行われました。

訓練はNEXCO東日本や警察、それに消防や自衛隊などあわせておよそ70人が参加して千葉県の東関東自動車道の酒々井パーキングエリアで12日夜行われました。
NEXCO東日本では、首都直下地震に備えて関東の高速道路のうちあわせて4か所のサービスエリアやパーキングエリアを関係機関が活動拠点として利用できるよう整備しています。
12日夜の訓練では、はじめにフードコートに災害対策本部が立ち上げられ、参加者が停電時にも使える非常用コンセントや無線LANに持ち込んだ機器を接続したあと、被災地での活動に向けた情報共有などをしていました。
また参加者は食料や飲料水が備蓄されている防災倉庫を見学し、災害時に活用できる設備などを確認していました。
NEXCO東日本関東支社管理事業部の芹沢尚一部長は「今回のような訓練で課題を抽出することで、実際の災害時に各機関が円滑に活動できるようにしたい」と話していました。