部活動中に中学生倒れ死亡 当時の対応など市教委調査へ 市原

先月、千葉県市原市の中学校で2年生の男子生徒が部活動中に倒れ、その後死亡していたことが市の教育委員会などへの取材で分かりました。
学校は生徒の死因は心臓にかかわる病気だったと説明していて、教育委員会が当時の対応に問題がなかったかなど学校とともに詳しく調べることにしています。

市原市教育委員会や消防によりますと、先月12日の午後4時50分ごろ市内の公立中学校で陸上部の2年生の男子生徒が校庭で中距離走の練習をしていた最中におう吐して倒れ、意識がない状態となり、市内の病院に運ばれましたがその後、先月27日に死亡したということです。
当時の学校の対応について教育委員会は救急隊が到着するまでAEDを使用し、心臓マッサージなどの処置を行っており、当時の気温も28度と屋外での運動を禁止する暑さではなかったとしています。
学校は今月2日に保護者説明会を開き事案の経緯とともに男子生徒の死因は心臓にかかわる病気だったと説明し、今後、生徒の心のケアに取り組むと伝えたということです。
市原市教育委員会は「亡くなった生徒については健康上に問題があるという申し出はこれまでになかったが、当時の部活動での指導や亡くなるまでの学校の対応に問題がなかったか、学校とともに今後詳しく調査したい」としています。