市原市 化学工場で配管の洗浄中に硫酸が漏れ4人けが

21日午前、千葉県市原市にある化学製品を作る工場で配管の洗浄をしていた作業員に硫酸がかかり4人が背中や手のひらなどに軽いけがをしました。
警察と消防が詳しい状況を調べています。

21日11時半すぎ、市原市五井海岸にある化学製品を作る工場の『AGC千葉工場』から「硫酸の入った配管を洗浄していたところ、硫酸が漏れて作業員にかかった」と消防に通報がありました。
消防や会社によりますと4人はこの工場や取引先の40代から50代の男性作業員で背中や手のひらなどに硫酸がかかり軽いけがをしていて病院で治療を受けているということです。
会社によりますと、4人が船で運ばれてきた硫酸を工場内のタンクに受け入れるための配管を洗浄作業をしていた際に硫酸が漏れたとみられ、敷地外への影響はないということです。
この工場では天然ガスなどを用いて化学製品を製造してるということで、警察と消防が詳しい状況を調べています。
AGCは、「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。今後、速やかに本件の原因を究明し、再発防止に努める所存です」とコメントしています。