記録的大雨 千葉 茂原市で災害ボランティアが支援活動

今月8日の記録的な大雨で広い範囲で浸水被害が出た千葉県茂原市では、週末の17日も災害ボランティアが被災した住宅などを訪れて片づけ作業にあたっています。

茂原市は今月8日の記録的な大雨で大きな被害を受け、16日の時点で712棟の床上浸水、586棟の床下浸水が確認されていますが、全容は把握できておらずさらに増える見込みです。
今月13日からは市の社会福祉協議会が受け付けるボランティアの活動が始まっていて、17日も午前11時までにおよそ100人が集まり、被災した住宅で片づけなどを行いました。
このうち茂原市本納の住宅では、大学生などの10人のボランティアが水につかった家財や床板などを運び出しました。
住宅に住む60代の女性は、「大雨のあと、戸を開けた時には信じられませんでしたが、ボランティアの方々に来ていただいて一生懸命作業してもらって、本当に感謝しています」と話していました。
ボランティアに参加した大学院生の男性は、「被災者の方に少しでも元気を与えられたら嬉しいです」と話していました。
茂原市社会福祉協議会によりますと、被災者からの作業の要望は17日朝までに合わせて110件にのぼっていますが、16日の段階で82件が完了し、現在は団体のボランティアのみ受け付けているということです。