“モデルは障害児” 商業施設で写真撮影会 千葉 市川

障害のある子どもへの理解を深めてもらおうと、障害児が写真モデルを務める撮影会が、千葉県の商業施設で開かれました。

撮影会は障害児モデルの事業を行っている会社が開店前の市川市の商業施設で開き知的障害や自閉症がある24人と応募したカメラマン23人が参加しました。
遊具コーナーでは、トランポリンやボルダリングなどを楽しむ子どもたちの表情を逃すまいと、カメラマンたちが声をかけながらシャッターを切っていました。
また、楽器店では、ピアノやキーボードなどの楽器に触れて、音を楽しむ様子をカメラマンたちが撮影していました。
参加した女子大学生は、「撮影は大変だと思っていましたが、笑顔を向けてくれたり、ポーズを取ってくれたり、私なりにコミュニケーションを取れてうれしかったです」と話していました。
企画を主催し、みずからも障害児の母親の内木美樹さんは「子どもたちの純粋な姿を見て、こっちも純粋でいいんだと気づいた方もいると思います。障害のある人が、もっと身近にいて当たり前な社会になるように活動を続けたいです」と話していました。
参加者はよりすぐりの1枚をコンテストに応募し、各地の商業施設などで展示会が開かれる予定です。