千葉 市原市 来年度から第2子以降の保育料を無償化へ

千葉県市原市は、子育て世帯の定住を促進するため来年度から第2子以降の保育料を無償化する方針を決めました。

これは25日、小出譲治市長が記者会見で明らかにしました。
無償化の対象となるのは、市内の公立と私立の認可保育施設に通う第2子以降の子どもおよそ750人で、月額で平均およそ2万5000円が免除され、所得制限は設けないということです。
子どもの保育料は、3歳からは国の事業で全国一律で無償化されていますが、0歳から2歳については、多くの場合、所得に応じて保護者が負担する仕組みで、市原市では子育て世帯の定住を促進するため来年度からの無償化を決めたということです。
市によりますと第2子以降の保育料について、無償化を決めたのは県内では市川市に次いで2例目だということです。
経費は年間で2億2000万円程度を見込んでいて、市では関連する条例の改正案を今月30日から開かれる定例市議会に提出する方針です。
小出市長は、「子育て世帯に対する切れ目のない支援の充実を図ることで、出生数の増加や転出の抑制につなげていきたい」と話していました。