「マリンスタジアム」への飲料持ち込み見直しの考え 千葉市

先週末、「ZOZOマリンスタジアム」などで行われた野外音楽フェスティバル「サマーソニック」で、多くの参加者が熱中症とみられる症状を訴え、千葉市の神谷市長は、グラウンドにスポーツドリンクなどの持ち込みを禁止するルールが妥当かどうか、見直す必要があるとの考えを示しました。

「サマーソニック」は、今月19日と20日に、千葉市美浜区の「ZOZOマリンスタジアム」などで行われ、多くの人たちが熱中症とみられる症状で手当てを受け、救急搬送された人もいました。
人工芝が敷かれたスタジアムのグラウンドでは、利用上のルールでスポーツドリンクなど糖分を含む飲料の持ち込みが禁止されていて、スタジアムを所有する千葉市の神谷市長は、24日の記者会見で、ルールの見直しに言及しました。
神谷市長は、「かつては人工芝の品質が良くなかったため、糖分を含む飲料がこぼれると、しみやべたつきで野球での使用に支障が生じるおそれがあり、水やお茶以外の飲食を禁止していた。現在は人工芝の品質が向上したが、一部のルールが踏襲されている」と述べました。
その上で、「夏場にイベントを開催する際の環境が明らかに変わってきており、このルールが妥当なのか見直す必要がある。指定管理者と協議をしながら適切なルールを検討していきたい」と述べました。