子どもたちが「房州うちわ」作りを体験 千葉 館山

房総半島特産の「房州うちわ」作りを子どもたちが体験する教室が千葉県館山市で開かれました。

「房州うちわ」は江戸時代に房総半島の南部で生産が始まったとされ、「丸柄」と呼ばれる竹の丸みを生かした持ち手が特徴です。
教室は生産者で作る「房州うちわ振興協議会」が開き、21日は夏休み中の小学生11人が参加しました。
子どもたちはうちわ職人から説明を受けながら骨組みに和紙をはりつけたり、余った骨組みを切り取ったりして仕上げの作業を体験しました。
教室では小刀を使って竹から何本もの骨組みを作る「割竹」と呼ばれる技法も実演され、子どもたちは真剣な表情で見入っていました。
参加した小学3年生の男の子は「仕上げでへりに紙を貼るところが難しかったけど、とても楽しかったです」と話していました。
房州うちわ振興協議会の吉良明美さん(50)は「今回の体験をきっかけに房州うちわに興味を持ち、実際に使ってもらえたらうれしいです」と話していました。