詐欺警戒情報(7/31)

詐欺警戒情報(7/31)

千葉県警察本部のまとめによりますと、7月22日から28日までの1週間に県内で確認された特殊詐欺の被害は19件で被害額は3954万円でした。
被害が多かった地域は習志野市と市川市でそれぞれ3件、千葉市と船橋市でそれぞれ2件となっています。

6月中旬、浦安市に住む90代の女性の家に、市役所職員を名乗る男から、「保険料過払い金の関係で、3万円ほどの還付があります。キャッシュカードと通帳が必要になりますので、これからご自宅に向かう女性職員に渡してください」と電話がありました。
男は通話中に、女性が現在使用している銀行名や口座番号、暗証番号を聞き出したうえで、電話を切ることなく、世間話を続けていました。
そうしているうちにインターホンが鳴ったため女性が玄関に出ると、30歳代くらいの女が立っており、市役所の職員だと思った女性は、準備していたキャッシュカードと通帳をその女性に渡してしまいました。
その後、友人と話している際に「だまされているのではないか」と指摘されたため、すぐに銀行で通帳を再発行し、今までの取引履歴について記帳をしてみたところ、およそ100万円が引き出されていました。
還付金の返還を装う還付金詐欺は、被害者をATMに誘導し、犯人の口座に振り込ませる手口が多く発生していますが、今回のように自宅まで訪問した犯人が被害者のキャッシュカードを持っていってしまう手口も発生しています。
また、詐欺グループは、今回のように電話で雑談を続けることで考える余地を与えず、通報されるリスクをなくすという巧妙な手法を使ってきます。
こうした電話をとってしまったら詐欺だと疑いすぐに家族や警察に相談してください。