パートナーシップ制度で連携へ 千葉県内の6つの市が協定

事実婚や同性のカップルが暮らしやすい環境を整えようと千葉県内の6つの自治体が連携を図ることになり、11日から引っ越しの際の行政手続きの一部が簡略化されることになりました。

連携するのは事実婚や同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認める「パートナーシップ制度」を導入している千葉県内の千葉市、船橋市、市川市、松戸市、柏市、習志野市の6つの自治体です。
11日は6市のトップが千葉市役所に集まり、制度の利便性を高めることを盛り込んだ協定書を交わしました。
協定により、11日から制度の利用者が互いの市に引っ越した場合、簡単な届け出をするだけで引き続き制度を利用できるよう手続きを簡略化したということです。
パートナーの子どもを「家族」として認める「ファミリーシップ制度」も、同じように手続きが簡略化されます。
千葉市の神谷俊一市長は「誰もが自分らしく生きることができる社会の実現に向け、自治体間の連携を深めていきたい」と話しています。