電動キックボード 専用のナンバープレート 千葉で交付遅れも

電動キックボード 専用のナンバープレート 千葉で交付遅れも

1日から電動キックボードは一定の基準を満たしたものについて、16歳以上であれば運転免許がなくても乗ることができます。
本来は専用のナンバープレートの交付を受けることになっていますが、自治体の中には制度のスタートに間に合わないところもあります。

千葉県では国の先月上旬の調査で54の市町村のうち10の市と町が今月の最初の平日にあたる3日までに交付を始めることができない見通しだと答えました。
このうち浦安市では、交付の開始がことし7月中旬までずれ込む予定です。
市はことし4月、100台分のナンバープレートをメーカーに発注しましたが、ほかの自治体からも発注が相次いで生産が間に合わないため、納期が今月中頃にずれ込むという連絡を受けたということです。
このため市は、専用のプレートが交付できるようになるまで、暫定的な措置として原付バイク用の大きなナンバープレートで代用することにしました。
浦安市によりますとこのナンバープレートでも新たな交通ルールが適用されるとしています。
浦安市市民税課の池田肇課長は「今年度に入ってすぐプレートを発注したが間に合わなかった。暫定的に原付バイク用のナンバープレートを交付した方には、専用のナンバープレートが準備でき次第、個別に連絡し、申請があれば交換することにしている」と話しています。

電動キックボードのうち、一定の条件を満たして「特定小型原動機付自転車」と分類されるものは、市区町村で、新たな専用のナンバープレートの交付を受けることになっています。
プレートは、車体の幅に収まるように縦横10センチの小さな正方形となっていて、交付した市区町村の名前や番号などが記されます。
千葉県流山市では、新たな制度が始まるのを前に先月26日からナンバープレートの交付を始めています。
性能などが一定の条件を満たすことを証明する書類などを提出することで、その場でナンバープレートを受け取ることができます。
これまでに市内で電動キックボードを貸し出している事業者が、15台分の交付を受けたということで、市は今後、個人の利用者などからも申請があると見込んでいます。
流山市市民税課の秋元航真さんは、「事業者だけでなく、個人でもたくさんの方に登録していただいて、交通ルールを守りながら電動キックボードを楽しんでもらいたい」と話しています。