成田市議会 逮捕時などに議員報酬差し止める条例案を可決

今月逮捕・起訴された千葉県成田市の市議会議員に議員報酬などが支給され、問題視されたことを受けて、市議会は、議員が逮捕されるなどして拘束された場合、その期間の議員報酬の支給を一時、差し止めるなどとする条例案を可決しました。

成田市議会議員の星野慎太郎被告(55)は去年、自身が運営する図書施設で小学生の女の子に抱きついてキスしたとして、今月、強制わいせつの疑いで逮捕され、27日起訴されました。
議会事務局によりますと、議員は、6月定例会の全日程を欠席しましたが、期末手当としておよそ124万円、今月分の報酬として47万円が支給されたということです。
市議会は、こうした状況を問題視し、議員が逮捕されるなどして拘束された場合、その期間の議員報酬や期末手当の支給を一時差し止め、有罪が確定した場合は支給しないとする条例案を28日可決しました。
不起訴となったり、無罪が確定したりした場合は支給されるとしています。
この条例は、来月1日から施行されます。