千葉県 保健所や市町村ごとの出生率や死亡率 誤って公表

千葉県が去年公表した県内の保健所や市町村ごとの出生率や死亡率などのデータが誤っていたことがわかりました。

誤りが見つかったのは、県のホームページで最新版として公表している「令和3年人口動態統計」という県内の保健所や市町村ごとの出生率や死亡率の調査結果のデータです。
今月6日、県内の保健所から指摘があり、県が確認したところ、出生率、死亡率、婚姻率、離婚率の4つの数値について、11の保健所と46の市町村のデータが誤っていることがわかりました。
県によりますと、令和3年の出生率などを算出する際には、本来は令和4年1月1日現在の人口を使用しますが、これを1年前の令和3年の元日時点の人口をもとに計算していたということです。
誤ったデータは、去年10月から9日まで県のホームページに掲載されていたということで、市町村などの関係機関に対しては訂正したものを改めて配布し、こうした数値を活用している場合は修正したものを使用するよう呼びかけています。
県健康福祉指導課は「多大なご迷惑をおかけし大変申し訳ない。今後、チェックリストの見直しや確認作業を行う人を増やすなど再発防止に努めたい」としています。