千葉 市川市 第２子の保育料を無償化へ ことし１０月から

千葉県市川市は、子育て世代の定住につなげようと、ことし１０月から第２子の保育料を無償化する方針を固めました。

市川市によりますと、東京都が０歳から２歳の第２子の保育料をことし１０月から無償化することを決める中、都に隣接する市川市も、子育て世代の定住につなげようと同じ１０月から無償化する方針を固めました。
対象となるのは、市内の公立と私立の認可保育所などに通うおよそ２３００人で、所得制限は設けず、月額で平均２万１８００円の負担が免除されることになります。
経費は年間で６億円あまりで、今年度は国の地方創生臨時交付金をあて、来年度以降は公立の保育所の民営化などを進めることでやりくりする見通しだということです。
市によりますと、千葉県内では、すべての子どもの保育料を無償化している神崎町以外に例はないのではないかとしています。
市は、必要な経費を盛り込んだ補正予算案を今月の定例市議会に提案する方針で、田中甲市長は、「子育て世帯が市川から離れないようにして、『子育てしやすい街』と思ってもらいたい」と話しています。