外国運転免許切り替え試験で出題ミス 14人不合格 千葉県警

外国で取得した運転免許を日本の免許に切り替えるための試験で出題ミスが見つかり、少なくとも14人が不合格とされていたことがわかりました。
出題ミスがあったのは外国の運転免許を日本の免許に切り替える際に受ける筆記試験の問題文で、先月、幕張にある運転免許センターで受験したタイ人の女性が誤りに気付いたということです。
試験は交通ルールを○×方式で解答するもので、日本語のほかタイ語でも出題されていましたが翻訳にミスがあり、意味が正反対の問題文になっていました。
この問題文は15年前の2008年から使用され、このうち、記録が残っている去年1月から先月までの試験結果を見直したところ、ミスにより14人が不合格とされていたということです。
このため千葉県警察本部は14人を合格とし、再試験を受けていた場合は支払った手数料を全額、返還することにしています。
また2008年以降に受験した人からの問い合わせにも対応することにしています。
免許の切り替え試験はタイ語ほか8つの言語に対応していて、今回、点検したところ、いずれも翻訳ミスなどはなかったということです。
千葉県警察本部運転教育課は「関係者の皆様にご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。再発防止に努めたい」としています。