千葉県内の酪農関係者ら 飼料価格高騰などで県に支援を要望

千葉県内の酪農関係者らが、長引く飼料価格の高騰などで経営が厳しさを増しているとして23日、千葉県に支援を要望しました。

千葉県内の酪農関係者らは県庁の畜産課を訪れ、経営を安定させる緊急措置として援助金の支給を求める要望書を提出しました。
あわせて開いた会見では飼料価格だけでなく、光熱費なども値上がりが続いているため利益がほとんど出ず、借金を余儀なくされたり、廃業につながったりするケースも出ているなどと訴えました。
飼料の価格はおととしのおよそ1.5倍になっているということです。
「安全安心な国産牛乳を生産する会」の石橋祐行会長代行は「ほぼ100%の酪農家が全く採算があっていないのが現状です。千葉の酪農経営を維持するためにも、国や地域行政の力を貸していただきたい」と話していました。