千島・日本海溝で想定巨大地震 銚子市「特別強化地域」指定

千島・日本海溝で想定巨大地震 銚子市「特別強化地域」指定

関東にも津波や揺れによる被害が想定されている「千島海溝」と「日本海溝」の巨大地震について、政府の中央防災会議は巨大地震に備えて、防災対策を特に進める地域を新たに指定しました。
千葉県内では銚子市が、津波による甚大な被害のおそれのある「特別強化地域」に指定され、対策が強化されます。

30日午後、総理大臣官邸で開かれた中央防災会議の会合では、北海道から岩手県にかけての沖合にある「千島海溝」と「日本海溝」で想定される巨大地震と大津波について特別措置法に基づいて防災対策を強化される地域の案が示され、岸田総理大臣が指定しました。
このうち、千葉県内では銚子市が「特別強化地域」に指定されました。
津波避難タワーや避難のための道路などの整備にかかる費用のうち、国の補助率が2分の1から3分の2に引き上げられるほか、高台への集団移転を進めやすくする手続きの特例が適用され、津波対策が強化されます。
また、震度6弱以上の激しい揺れや高さ3メートル以上の津波のおそれがある「推進地域」には県内では千葉市や館山市、成田市など27の市町村が今回はじめて指定されました。
「千島海溝」と「日本海溝」をめぐっては、国が去年末に被害想定を公表し、最悪の場合死者は20万人近くに達するとされ、茨城県の津波の死者は最悪で800人と想定されています。

【「推進地域」に指定された市町村】千葉市、銚子市、館山市、成田市、佐倉市、旭市、勝浦市、八千代市、我孫子市、四街道市、印西市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、大網白里市、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、横芝光町、一宮町、長生村、白子町、御宿町の27市町村です。