大学生が建物の省エネ性能を高める改修工事を学ぶ 千葉 市川
「脱炭素化」に向けた取り組みを学んでもらおうと千葉県の大学で建物の省エネ性能を高める改修工事を体験するワークショップが開かれました。
これは千葉県市川市にある千葉商科大学が初めて開き、環境活動に取り組む学生団体のメンバーなど10人余りが参加しました。
ワークショップでは講師役の建築家から建築分野では「脱炭素化」に向けて断熱性能を高めることが重要だと紹介され、実際に教室で改修工事に取り組みました。
学生たちは建築家の指導を受けながら壁の内側に新たな木枠を取り付けて断熱材をはめこんだり、窓の内側にもう1つの窓を設けて二重窓を作ったりする作業を体験していました。
参加した3年生の水出翔さんは「初めて断熱材に触りましたが、簡単に切り分けられて思ったより複雑な作業ではないと思いました。こうした改修が大学内で進むといいと思います」と話していました。
指導した建築家の竹内昌義さんは「『断熱』がどのように行われるのかやその効果を知ってもらいたいと思って指導しました。既存の建物に少し手を加えるだけで省エネができるというこを実感してもらえれば」と話していました。