成田空港3本目滑走路建設へ申請

成田空港の3本目の新たな滑走路の建設などについて国の許可を求める申請を7日、空港会社が行いました。
工事の完成は2029年3月の予定で、今後、建設に向けた作業が本格化することになります。

激しさを増す国際空港どうしの競争の中で利用者を獲得するため、国や空港会社、それに周辺の自治体などは去年3月、成田空港に3本目の新たな滑走路を建設することなどで合意しました。
建設に向けた国の許可を得るには用地の取得を確実に行えることを証明する文書が必要なため、空港会社は地権者の同意を得る作業を進め、すでに全体のおよそ96%に当たるおよそ1050ヘクタール分の同意書を受け取ったということです。
これを受けて空港会社の田村明比古社長は7日、国土交通省を訪れ、建設の許可を求める申請書を提出しました。
計画によりますと、3本目の滑走路の完成は10年後の2029年3月31日の予定で、これに加え現在2本ある滑走路のうち、B滑走路を1キロ延長する工事も進められることになっています。
空港会社は国の許可が出たあと、住民の移転や防音工事の実施などに向けた作業を本格化させることにしています。
田村社長は、「地元の理解を得る努力を丁寧に積み重ねながら、事業の実現に向けて努力していきたい」と話しています。

成田空港の周辺自治体で作る協議会の会長を務める成田市の小泉一成市長は、「成田空港の強化は最大の地方創生と捉えている。国には速やかに審査を実施してもらい、環境対策や地域の活性化に向けた対策が早期に具体化することを期待している」とコメントしています。