三沢市の公園で不発弾のようなもの見つかる 自衛隊が撤去

16日午後1時すぎ、三沢市の公園で不発弾のようなものが見つかり、陸上自衛隊が処理にあたり、撤去しました。
見つかった砲弾に火薬などは入っておらず、爆発の危険はないとみられるということです。

三沢市によりますと16日午後1時すぎ、三沢市南山にある公園、「南山いこいの広場」で、公園を管理する団体の職員の男性が遊具の下に不発弾のようなものが土に埋まっているのを発見しました。

その後、市から要請を受けた陸上自衛隊八戸駐屯地の第9後方支援連隊の不発物処理班が駆けつけて処理にあたり、午後5時ごろ、撤去されたということです。

陸上自衛隊によりますと、見つかったのはアメリカ製の90ミリ徹甲弾ということで、中に火薬などはなく、爆発の危険性はないとみられるということで、自衛隊が今後処分するということです。

三沢市は一時公園内への立ち入りを禁止していましたが、砲弾の撤去後は規制を解除しました。

現場は三沢空港から南に2キロほどのところにある住宅が並ぶ地域です。

三沢市の公園で不発弾のようなものが見つかったことについて、近くに住む70代の女性は「公園の中でもあり、住宅街でもあるので不発弾のようなものが見つかったと聞いてびっくりした。きのうまで子どもたちも普通に遊んでいたので心配だ」と話していました。

また、80代の男性は「ふだんはこの公園でグラウンドゴルフをやっているので、まさかこの公園にあるとは思わなかった。とても怖い」と話していました。