南部町 名久井農業高校の生徒 「水のノーベル賞」受賞報告

「水のノーベル賞」とも言われる、水に関する研究の成果を競う国際大会ジュニア部門の日本代表に、南部町の名久井農業高校の生徒たちが選ばれ、16日、県庁で受賞を報告しました。

16日県庁を訪れたのは、ミスト状にした水を使って野菜を栽培する研究を行った南部町の名久井農業高校の研究チームの生徒など10人です。

生徒たちは、密閉容器の中に入れたレタスやミニトマトなどに超音波を使ってミスト状にした水を散布することで、より少ない水や電力で効率的に作物を育てることができる技術を開発しました。

この成果が高く評価され、「水のノーベル賞」とも言われる、水に関する研究の国際大会「ストックホルム水大賞」ジュニア部門の日本代表にあたる、「日本ストックホルム青少年水大賞」をことし6月に受賞しました。

生徒たちは県の風張教育長に受賞を報告し、▽解析に必要なデータを収集する難しさや、▽予想外の結果を得られたときの面白さなどを説明したほか、メンバーが8月のストックホルムでの国際大会で着用するTシャツを贈っていました。

チームのリーダーを務める赤石紫音さんは「教育長と話して世界で発表するときのモチベーションになった」と話していました。

また、メンバーの白鳥滉弥さんは「英語のスピーチの練習をして自分たちの研究を広めたい」と話していました。

チームは来月下旬ストックホルムで開かれる国際大会に日本代表として出場するということです。