三沢市の小屋に車衝突 遺体で発見のうち1人は米軍兵士と発表

14日、青森県三沢市で道路脇の小屋に車が衝突し、車に乗っていたとみられる2人が遺体で見つかった事故で、アメリカ軍三沢基地は「遺体で見つかった2人のうち1人は三沢基地に所属するアメリカ空軍の兵士だ」と発表しました。

14日午前4時すぎ、青森県三沢市栄町で道路脇の小屋に普通乗用車1台が衝突して、小屋と車が全焼し、車の中とその近くから2人が遺体で見つかりました。

2人の身元は分かっていませんでしたが、アメリカ軍三沢基地は15日午後、「亡くなった2人のうち1人は三沢基地に所属するアメリカ空軍の兵士だ」とSNSの公式アカウントでコメントを発表しました。

そのうえで「事故は現在、調査中で、より詳しい情報は今後、分かりしだい提供していく」としています。

この事故では、このほか、六ヶ所村の20代の会社員の男性が、脚の骨を折る大けがをして病院に運ばれていて、警察によりますと、3人は車に同乗していたとみられるということで、警察が身元の確認を進めるとともに、事故のいきさつを詳しく調べています。

【三沢市長「早く情報が来るのを待ちたい」】
今回の事故について、三沢市の小桧山吉紀市長は「大変な事故で亡くなった方々には心からご冥福をお祈り申し上げたい。また、被害のあった市民やけがをした方にもお見舞い申し上げたい」と述べました。

そのうえで、「事故の詳しい情報について一切入ってきておらず、全容が分からないと市としても対応しようがない。早く情報が来るのを待ちたい」と話し、今後の情報を注視していくとしています。