夏祭りの雰囲気を楽しむ 「金魚ねぷた」列車の運行始まる

青森県の弘南鉄道で津軽地方の伝統工芸品、「金魚ねぷた」を飾りつけた列車の運行が始まり、乗客たちはねぷたの明かりが夜の車内に浮かび上がるこの時期ならではの光景を楽しんでいました。

青森県弘前市と大鰐町を結ぶ弘南鉄道の大鰐線では、津軽地方の夏祭りの雰囲気を楽しんでもらおうと毎年この時期、「金魚ねぷた列車」を運行しています。

ことしはこの週末から運行されていて2両編成の車内の網だなや手すりに飾りつけられた直径10センチほどの金魚ねぷた、およそ350個が乗客を楽しませています。

7日は車内のライトアップも行われ、家族連れなどが薄暗い車内に浮かび上がる金魚ねぷたをじっくり眺めたり写真に収めたりしていました。

弘前市の女子高校生は「とてもきれいで見ることができてよかったです。津軽の夏を感じることができるので祭りに向けて心もはずみます」と話していました。

「金魚ねぷた列車」は来月31日まで毎日8往復、運行され、ライトアップは土日・祝日と来月1日に始まる「弘前ねぷたまつり」の期間中に行われます。