ふだんは立ち入りれないむつ市の芦崎 小学生たちが探検学習

海岸近くの砂の堆積によってできた貴重な地形で知られ、ふだんは立ち入ることができない青森県むつ市の「芦崎」を小学生たちが探検し、地形の特徴や生き物などについて学びました。

むつ市の「芦崎」は、砂の堆積によってできた全長およそ6キロの海岸から突き出た細長い陸地で、貴重な地形を保護しながら教育などへの活用につなげる「日本ジオパーク」に認定されています。

海上自衛隊の基地の中にあるためふだんは立ち入ることができませんが、6日は特別に、小学生20人が自衛隊の船に乗って「芦崎」を訪れ、先端までのおよそ1.5キロのエリアを探検しました。

子どもたちは、砂浜に生息している体長1センチほどの「コメツキガニ」を観察したり、「芦崎」の先端には地形を守るために岩が敷かれていることなど地形の特徴について市の職員から教わったりしていました。

参加した小学生は「カニをつかんで、もっと芦崎でいろいろな体験してみたいと思いました」と話していました。

むつ市では、貴重な地形や地質が見られる全国各地の「ジオパーク」の関係者が一堂に集まる「日本ジオパーク全国大会」が来月30日から開かれます。