渋沢と北里のゆかりの地 十和田市で新紙幣発行記念式典

新しい紙幣に肖像がデザインされている渋沢栄一などとゆかりのある青森県十和田市で、紙幣の発行を記念する式典が開かれました。

今月発行された新しい紙幣に肖像がデザインされた3人のうち渋沢栄一は、十和田市などを流れる「稲生川」の開拓事業に携わり、北里柴三郎は、十和田市内にある北里大学獣医学部の学祖として知られています。

市内では、6日、新しい紙幣の発行を記念する式典が開かれ、市や国立印刷局などの関係者およそ30人が集まりました。

式典ではまず、国立印刷局の大津俊哉理事長が「お札の新しい顔となった2人に縁の深い十和田市の皆さんにぜひ肖像画を見ていただきたい」と挨拶し、小山田久市長に新しい紙幣に2人の肖像を描く際に使われた「コンテ画」の複製を贈呈しました。

これに対して市長は、「大変貴重な肖像画をいただき心からお礼を申し上げたい。こうした機会が十和田市の活性化につながってほしい」と述べました。

この肖像画は、7日まで市内の地域交流センターに展示されたあと、十和田市役所に展示されるということです。