宮下知事 副知事に県総務部長の奥田氏 人事案を県議会へ

青森県の宮下知事は、2人目の副知事に県の総務部長の奥田忠雄氏を起用する人事案を現在開会中の県議会に提出することを明らかにしました。

青森県の副知事は条例で定数が2人となっていますが、宮下知事が去年就任したあと、総務省出身で当時、県の総務部長だった小谷知也氏が副知事として起用されましたが、もう1人については、1年近く空席となっていました。

こうしたなか、宮下知事は18日、会見を開き、2人目の副知事について、現在の総務部長の奥田忠雄氏を起用する考えを明らかしました。
奥田氏は、青森市出身の58歳。

平成元年に青森県庁に入庁し、病院局の経営企画室長や人事課長などを歴任し、ことし4月からは総務部長を務めています。

宮下知事は、奥田氏を起用する理由について、「県庁内で幅広い分野で経験を重ねていて、統率力もある。私自身と改革の方向性も一致している」と述べました。

また、報道陣の取材に応じた奥田氏は副知事就任の打診について、「大変光栄だと思うし、知事を小谷副知事と支えながら新しい青森県づくりを誠心誠意やりたいと思い承諾した」と述べました。

関係する人事案は20日、開会中の県議会に提出されるということで、議会の同意を得られれば、来月1日付で奥田氏は副知事に就任するということです。