春の高校野球東北大会 弘前学院聖愛高校 優勝を逃す

春の高校野球東北大会は18日、宮城県石巻市の石巻市民球場で決勝が行われ、岩手代表の花巻東高校が延長10回タイブレークのすえ、青森代表の弘前学院聖愛に3対2で勝って10年ぶりの優勝を果たしました。

花巻東は準々決勝で先発した2年生の金野快投手が先発し、4回には中軸を三者連続三振に打ち取るなど、弘前学院聖愛打線に6回まで連打を許さず得点を与えませんでした。

7回はツーアウト一塁二塁と攻められましたが、ここで2人目で登板した葛西陸投手が後続を空振り三振に抑えピンチを切り抜けました。

しかし8回、花巻東はワンアウト一塁三塁のピンチで3人目の小松龍一投手がスクイズを決められ1点を先制されました。

それでも花巻東はそのウラ、すぐに同点に追いつき試合は1対1のまま9回で決着がつかず、ノーアウト一塁二塁から始まる延長タイブレークに入りました。

延長10回、花巻東は1点を失いましたが、そのウラにワンアウト二塁三塁として打席の小松投手がファーストゴロを打ち、その間に三塁ランナーがかえって同点に追いつきました。

このあとツーアウト一塁三塁として花巻東は1番の簗田蒼汰選手がレフトにタイムリーヒットを打ち、花巻東が3対2でサヨナラ勝ちしました。

花巻東は2014年以来10年ぶり2回目の春の東北大会優勝です。