種差海岸で増えている「特定外来生物」の植物 地元生徒が駆除

四季折々の花が楽しめる八戸市の種差海岸では「特定外来生物」に指定されている植物が増えていることから地元の高等支援学校の生徒が駆除に当たりました。

種差海岸は、春はフクジュソウ、初夏はニッコウキスゲなど自生するさまざまな草花が楽しめる県内有数の景勝地ですが生態系を脅かすおそれがある「特定外来生物」の北アメリカ原産のキク科の多年草「オオハンゴンソウ」が20年ほど前から繁殖し、生態系への影響が懸念されています。

このため地元のボランティアが駆除する取り組みを続けていて、7日は県立八戸高等支援学校の1年生などおよそ30人が駆除に当たりました。

生徒たちは、はじめに八戸市の担当者から「オオハンゴンソウ」は葉がギザギザしていて根は赤く枝分かれしていることや根ごと引き抜くことが大切だと教わりました。

生徒たちは教わったとおりに「オオハンゴンソウ」を見分け、根を残さないように気をつけながら抜き取っていきました。

参加した男子生徒の1人は「初めて参加しましたが、オオハンゴンソウの見分け方が難しかった。野外活動が好きなのでまた機会があれば参加したい」と話していました。

女子生徒の1人は「外来植物がこれ以上増えないよう日頃から見つけたら駆除してきたい」と話していました。