青森空港に自衛隊戦闘機2機が緊急着陸 滑走路が一時閉鎖

3日午前、自衛隊のF35A戦闘機2機が相次いで青森市にある青森空港に緊急着陸し、滑走路が一時閉鎖されて民間機の発着に遅れが出ました。
戦闘機が所属する航空自衛隊三沢基地によりますとこのうち1機にトラブルが起きたということで原因を詳しく調べています。

青森県港湾空港課などによりますと、3日午前8時46分と午前8時56分に航空自衛隊三沢基地所属のF35A戦闘機2機が相次いで青森空港に緊急着陸しました。

NHKが青森空港に設置したカメラの映像では、この時間に戦闘機とみられる機体2機が滑走路に次々と着陸する様子が確認できます。

県によりますと、この戦闘機にはパイロット1人ずつが乗っていていずれもけがはないということです。

空港の滑走路は緊急着陸の直後からおよそ20分間、一時閉鎖され、日本航空によりますとこの影響で大阪空港から青森空港に到着する1便と大阪空港に向かう1便の合わせて2便の発着がいずれも30分余り遅れたということです。

航空自衛隊三沢基地によりますと2機のうち1機でトラブルが起きたため緊急着陸し、もう1機は安全確保のための随伴として着陸したということです。

どのようなトラブルが起きたかについて航空自衛隊三沢基地は「特定はできているが戦闘機の性能に関わり今後の運用に影響が出るため明らかにできない」としていて原因を詳しく調べています。

一方、県は航空自衛隊三沢基地に対し、点検整備や安全管理に万全の措置を講じるよう口頭で要請しました。