青森県 各地で非常に強い風 屋根はがれるなど被害も

県内では17日、発達した低気圧の影響で非常に強い風が吹き、各地で屋根が一部はがれたり木が倒れて道を塞いだりするなどしました。

青森地方気象台によりますと、17日発達した低気圧が北東へ進み、気圧の傾きが大きくなった影響で県内各地で非常に強い風が吹きました。

17日午後4時半までに観測された最大瞬間風速は、
▽八戸市で29.1メートル、
▽むつ市脇野沢で24.1メートル、
▽青森空港で23.7メートル、
それに
▽鰺ヶ沢町では5月の観測史上最大となる21.7メートルと非常に強い風を観測しました。

この影響で、消防によりますとむつ市で空き家の屋根が一部はがれる被害が2件確認されたほか、中泊町では2メートルほどの木が倒れて国道の片側をふさぎ、一時通行できなくなったということです。

また、八戸市では店舗の敷地内にある高さ5メートルほどの電柱が倒れたりしたということですが、いずれもけが人はいないということです。

また、青い森鉄道によりますと安全確保のため速度を落として走行した結果、野辺地駅から狩場沢駅間の上り線で列車1本がおよそ25分遅れたということです。

青森地方気象台は、風は日中より弱まっているものの夜のはじめまではやや強い風が見込まれるとして注意を呼びかけています。