青森 大型ねぶたの制作作業など安全願う祈願祭

この夏の「青森ねぶた祭」に向けて本格化している大型ねぶたの制作作業などの安全を願う祈願祭が、青森市で開かれました。

青森市の青い海公園に設けられた「ねぶた小屋」では、8月に開催される「青森ねぶた祭」に向けて大型ねぶたの制作が本格化しています。

17日は作業の無事や祭りの成功を願う安全祈願祭が行われ、ねぶた師や運行団体の関係者などおよそ60人が出席しました。

参加者たちは玉串を奉げて、事故なく安全に大型ねぶたの制作が進むことを祈ったあと、祭の実行委員会の佐藤健一実行委員長が「制作者の皆さんには、体調と安全に十分留意しこれまで以上に素晴らしいねぶたを制作いただきたい」と呼びかけました。

このあと、参加者たちは祭の成功を祈って、りんごジュースで乾杯をし安全祈願祭を締めくくりました。

去年、卓越した制作技術を持つ「ねぶた名人」の認定を受けたねぶた師の竹浪比呂央さんは、「いよいよこの季節が来た。作る側としては、とにかく今年も皆さんに喜んでいただけるような作品を作りたい」と話していました。

ことしの「青森ねぶた祭」には22台の大型ねぶたが運行される予定で今後、ねぶた小屋で骨組みに紙を貼ったり、紙に色づけするなどの作業が進められるということです。