海上保安本部 ハラスメント行為した職員2人を減給の懲戒処分

第二管区海上保安本部は育児休業を取得した部下について「サボっていた」と発言する育児ハラスメントを行ったなどとして職員2人をいずれも減給3か月の懲戒処分にしたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは八戸海上保安部に勤務していた59歳の男性職員と青森海上保安部に勤務していた35歳の男性職員の2人です。

第二管区海上保安本部によりますと、59歳の職員は令和3年2月ごろまでのおよそ7か月間、部下3人に対して業務上のミスを過度に叱責していすを蹴るなどしたほか、育児休業を取得した職員について「休んでサボっていたのだから部内の仕事を全てやらせろ」と発言するなど威圧的な行為や暴言などを繰り返したということです。

また、35歳の職員は令和3年7月ごろまでのおよそ7か月間、部下の男性職員2人に対して過度な叱責をするなどした上で口外しないよう脅していたということです。

第二海上保安本部は被害を受けた職員などからの申し出を受けて調査を進め、いずれもパワーハラスメントにあたると認定し、2人を2日いずれも減給5分の1、3か月の懲戒処分にしました。

職員の処分を受けて第二管区海上保安本部の山戸義勝本部長は「事案の発生を重く受け止め、ハラスメント行為の防止に関する指導・教育を徹底し、再発防止に取り組んでいきます」とするコメントを発表しました。