釣りシーズンを前に釣り客に救命胴衣着用など安全対策呼びかけ

釣りのシーズンが本格化するのを前に、青森市では、海上保安官らが釣り客たちに救命胴衣の着用などの安全対策を呼びかけました。

青森市では、29日から陸奥湾で釣りが楽しめる「浅虫海づり公園」が開園し、朝から多くの家族連れや釣り客でにぎわっています。

気温が高くなり始め、釣りシーズンが本格化するのを前に、海上保安官や釣具店の店主など、あわせて6人が釣り客に対し、防波堤など釣りが禁止されている危険な場所で釣りをしないことや、救命胴衣を正しく着用し、防水対策をした携帯電話を持つことなどを説明していました。

青森海上保安部によりますと、管内では去年1年間で3人が海釣り中に海に転落し、このうち2人が死亡したということです。

青森海上保安部交通課の田中貴課長は、「気温も高くなり、釣りに出かけることが多いシーズンだが、救命胴衣を着用してもらい、事故の際、救助が遅れないよう複数で出かけてほしい。海は危険な場所でもあるので、安全対策をしっかりした上で楽しんでほしい」と話していました。